
いろんな旅人たちに「大自然のレベルが全然違うよ!」とおすすめされてとても楽しみにしていたアイスランド旅!
定番のゴールデンサークルも含む、ぐるりと1周9泊10日のロードトリップの始まりです!
基本情報や裏技もまとめました!
【旅の準備と基本情報】
利用したアプリ
Parka
駐車料金やキャンプ場使用料の支払いアプリ。
観光地、街中どこでも駐車料がかかります。駐車料金支払い機がない場所もあるのでアプリは必須。
CAMPING CARD
カード対象のキャンプサイトで最大28日間利用可能。1家族(大人2人子供4人)対象。179€。
日本円で約3万円と少し高い印象ですが、キャンプサイト利用料金は平均4000円/人なので複数人で長期滞在する場合はかなり節約できるのでおすすめです!
すべてのキャンプ場が対象ではないので、利用できるキャンプサイトを公式サイトで確認しておくことが大切!特にシーズン前後は閉鎖している場合もあるのでGoogle mapの最新口コミの確認や、キャンプ場に直接問い合わせておくことをおススメします。
公式サイトから購入できます。

ネット環境
楽天モバイルならアイスランドは海外データ通信エリア対応。
駐車料金などのオンライン決済が可能!
街中やスーパーでもフリーWi-fiに接続できるのであまり困らなかったです。
キャンプ事情
5月~9月がキャンプシーズンのため、そのほかの時期は閉鎖しているキャンプ場も多いです。
基本的にキッチン・トイレ・シャワー(有料が多い)・ランドリー(有料)の設備があります。Wi-Fiもほぼ設置されています。トイレは暖房が24時間ついていました。
食器や調理道具を置いていないところもあるので、持参するほうがいいです。(裏技あり)
金額、施設の充実度はピンキリ。係員が常時駐在しているところは少なく、チェックイン時間にスタッフが見回りに来たり無人の場所もありました。
私たちが滞在した5月初旬はまだ本シーズンではないので利用者も比較的少なかったです。web上ではオープンしていると掲載されていても実際は閉鎖しているキャンプサイトがいくつかありました。
Tjaldsvæði Sandgerðis – Sandgerði Campingへ初日に行こう!
これはケプラヴィーク国際空港に夕方に着く方にお勧めの方法です。
この空港近くのキャンプサイトは「キャンプ最終日」の人が多く利用するので、食料・キッチンペーパー・ガス缶・料理器具を寄付する人が多いんです!なので、初日にここで必要なものを拝借してからロードトリップを始めるっていう裏技も。
私たちは最終日にここを見つけたので活用できませんでしたが、これから行く方は参考になさってください~!
物価
BónusやNettóなどディスカウントスーパーが多いので、うまく活用すれば食費や日用品も日本とあまり変わらない価格で購入できます。
というかディスカウントスーパーがとても充実していました。
街に必ず1つはあるので心配無用。
ガソリンは358円/Lなのでめちゃくちゃ高いです。
外食、宿泊費、ガソリン代がとても高いのでキャンプ場利用や自炊で節約して過ごしました。
駐車料金は普通車で1200円ほど。有名な観光スポットに行くたびに駐車料金がかかるのでチリツモ形式でお金がかかります。
お金・支払い方法
基本はカード決済。
ランドリーやシャワー使用にはコインが必要です。
オンライン決済が進んでいるので現金はあまり必要なし。
空港内の両替所は手数料が高すぎるのでおすすめできません!
レイギャビックで少額両替しておけば問題ないです。
ガソリンはレンタカー会社提携のガソリンスタンドに行けば割引がある場合も。
ややこしいのは給油量を選んで入れても一旦満タン価格でカード請求が来ることです。後日正しい金額だけ引き落とされるので問題ないですが、しらないとびっくりしますよね。というか、謎の高額請求に冷汗が止まりませんでした。
市民プールがおすすめ
ブルーラグーンがあまりに高すぎたので、その代わりにほぼ毎日市民プールに行っていました。
1人1000円くらいなので、1回17,000円のブルーラグーンと比べるとかなり安価。
地熱で暖められた温泉やジャグジー、温水プール、サウナあり!コーヒーも飲み放題の施設もあるので最高のリラクゼーションに。
施設は清潔!場所によっては自然と一体になっている市民プールもあります。地元の方との交流もできて楽しかったです。
毎日とても寒かったので、冷えたからだをサウナと温泉でほぐしていました~。
【9泊10日のロードトリップスタート!】
5月5日~13日の平均気温は7度。風が強いので体感温度は3度やそこらの日もざらにありました!つまり寒い。
日照時間は長く日の出5時、日の入り22時。北に行くとさらに長くて日の出3時、日の入り23時ごろでした。
そんな中前日テント泊で挑んだ記録です。
〈Day1〉予定は未定、さっそく計画通りにはいかない
ケプラヴィーク国際空港→ Waterworld(風呂)→ Bónus(スーパー)→ Thingvellir National Park Visitor Center(ハイキング)→ ゲイシール(間欠泉)→ グトルフォス(滝)→ Skjól Camping(キャンプ場)
※到着早々眠すぎてこの予定通りにはいかなくなりました。
空港に到着して6:00にレンタカーを受け取りに行く。
BLUE CAR RENTALを利用しました。

アイスランドは左ハンドル、右側通行。
速度違反はカメラで監視されているのでレンタカー返却時に罰金請求が来るようです。なので安全運転第一!
ボーナス(スーパー)が10時にオープンするのでその間「Waterworld(市民プール)」でサウナや温泉で休憩。
ボーナスで食材を買い込んで島の南へ進みます。

Thingvellir National Park Visitor Centerは眠すぎて歩きながら寝てた。

駐車場で休憩(昼寝)してから移動。
キャンプ場はキッチンなし!水場、机、シャワー(有料)、トイレはある。あまりお勧めしない。
雨風が冷たくて鬱陶しい。かなり気温が低く感じた。ご飯を食べて18時に眠る。一度23時トイレに起きた時、夜まだ明るかった。
〈Day2〉大爆発ゲイシールにリベンジ!
ゲイシール(間欠泉)→Sundlaugin Hvolsvelli(市民プール)→セリャラントスフォス(滝)→ グトルフォス(滝)→ ディルホゥラエイ(景色&駐車場無料)→ Vik Camping(キャンプ場)
朝5時に目覚める。昨日飛ばしたゲイシールへ戻ります。


朝一番でだれもいないなか見ることが出来ました!迫力満点。
寒すぎたので市民プール。2人で2600isk。


滝のハシゴをして、ディルホゥラエイへ。霧雨であまり見えず。
キャンプ場は18時から受付なのでしばらく待つ。キャンピングカードが使えないと知り、引き返す。
Skógar Campsiteに向かうがここも使えない!結局 Vik Campingにもどり料金を支払ってテント泊をした。
ここでキャンピングカードの使用できる場所を改めて調べなおすことに。

〈Day3〉念願のダイヤモンド・ビーチへ
Vik Camping→ Fjaðrárgljúfur(ハイキング&駐車場1000クローナ)→ Íþróttamiðstöð / Sportcenter, Kirkjubæjarklaustur(風呂)→ Viewpoint of Fjallsjökull→ダイヤモンドビーチ→Skaftafell tjaldsvæðiDjúpivogur Camping Ground(キャンプ場)
8:00にキッチンが開くので、そこから調理開始。ネットで調べ物などして9:40ごろに出発。
苔むした大地とFjaðrárgljúfurへ。


どちらも見応えあり。
ダイヤモンドビーチまで一気に向かう。
途中、氷河の見える場所(無料)へ立ち寄る。

かなり近くで見ることができた!
ダイヤモンドビーチ(駐車場有料)も見応えあり。

ガソリンが半分を切ったので、ガソスタを探して移動。ガソリンをN1で入れて、時間も遅いのでキャンプ場Djúpivogur Camping Groundへ
ここは少し離れたホテルでチェックインしてキャンプサイトを使用する。わかりにくいが、施設はとても良かった。

キッチンがキレイで使いやすい。トイレはキレイだがティッシュがなかったり、鍵がついていなかったり。
風が強いので車の後ろにテントを立てる。
〈Day4〉天気回復!パフィンウォッチングへ!
Sundlaugプール→Borgarfjörður eystri(ツノメドリ)→ Seydisfjordur Camping Site(キャンプ)
朝5:30、強風と寒さで起きる。朝ごはんを食べ、昼ごはんを用意して7:30ごろ出発。

4日目にしてやっと晴れてきた!!うれしい。
まずは海岸沿いを走ってスーパーのある街へいってからBorgarfjörðurへ向かう。景色が良くて気分も上向きだ。
街のガソリンスタンドでトイレを借りる。スーパーは閉まってたので先にBorgarfjörðurに行った。駐車場の手前50mほど工事中で砂利道になってたので、走りにくい。パンクしないかとヒヤヒヤした。
パフィンはたくさん見ることができた。愛くるしい鳥だ。
ポケモンに良そうなポップなデザイン。こんな鳥が実在するのかぁと何度見ても不思議な顔の鳥だった。

サンドウィッチを食べて、街に戻る。プールでいつも通りサウナに入る。
映画「LIFE」でみたフィヨルドの街に続く道を走っていく。

キャンプ場には17:30ごろついた。


このキャンプ場はおすすめ!雰囲気も良いし散歩するのも楽しい。
〈Day5〉フィヨルドの街並みに癒される
Seydisfjordur Camping Site→ Selárdalslaug (風呂)→ベイクカフィヨルダ・キャンピング(キャンプ場)
キャンプ場の周辺を散歩。気持ちが良くて最高にいい気分。


夜も明るく、寒い。朝ごはんを食べ車を洗ってから(キャンプ場で洗えた)10時ごろ出発。
東から北上する917号線を走ることにした。
917号線は地獄の砂利道だった。目的地まで1時間の予定が時速20〜23kmで走ったので2倍かかった。
柵もないし、四駆じゃないのでスリップしないかヒヤヒヤしながら進む。勘弁してくれ、ここではまだ死にたくないよ!街や観光名所がないので、ほかに走っている車もほぼいない。
滝を見て街のほうに行くとやっと舗装された道が!
こんなに舗装した道がありがたいと思ったことはないくらい感激した。

その後プールへ。
今日はハッピーで無料の日らしい!

ありがたい。
キャンプ場についた。風が強い。近くの施設内でトイレとキッチンを使う。オーナーが現れるらしいが見当たらず支払いできず。
〈Day6〉キャンプ場に振り回される日
ベイクカフィヨルダ・キャンピング(キャンプ場)→アゥスビールギ→Öxarfjörður beach point of view→Sundlaugin á Húsavík(プール)→スーパーとガソリン→Húsavík Campground(キャンプ)がやってない→Heiðarbær(キャンプ)やってない→Hlíð ferðaþjónusta
3:30暴風と寒さで目覚める。施設内に避難して仮眠。昼ごはんまで用意して出発。結局キャンプ代はCAMPING CARD対象なので支払っていない。

観光名所2ヶ所にいって、プールへ。サウナはなし。


キャンピングカード使える場所がまだ閉鎖してたので移動。またまた閉鎖中でさらに移動。困っちまうぜ~。
Hlíð ferðaþjónustaにチェックイン。割高だけどシャワーもついてるので悪くない。
昨晩寒くてあまり寝むれなかったので、この日は私一人車中泊をした。旦那は寒さに強いのでテント泊。
〈DAY7〉アイスランドの本気、雪って冷たいね
Hverir→ゴーザフォス→Akureyri Swimming Pool(プール)→ボーナス→Skagaströnd tjaldsvæði
深夜から雪が降り出した。車内も寒い。トイレに行くついでにもーりーの様子を見に行くと平気そう。

朝、雪が積もってた。え?生きてる?
大丈夫、旦那は雪に気づくことなく熟睡していたらしい。生命力強すぎて引いた。
対して私は朝方に変な痰が絡む咳が出た。風邪っぽい。

Hverirで地熱観察、Höfði bílastæði norðurでトイレ利用して移動。

ゴーザフォスは見応えある滝だった。そこで昼食も済ませる。

アイスランド第二の都市アクレイリーへ。プールは大型で人も多かった。日曜日なのでファミリーが目立つ。ミストサウナで喉が潤う。
帰りにボーナスで念願のエコバッグゲット。
Skagaströnd tjaldsvæði(キャンプ)へ。良い雰囲気。チェックインは女性が車でやってきて行ってくれた。
夜11時に夕焼け、とてもキレイ。

この日はあまり寒くないので寝むれた。
〈DAY8〉牧羊犬って日本で飼えますか?
Vatnsdalshólar View Point→Grábrók →Akranes tjaldsvæði(キャンプ)
夜中に咳をしたら痰の塊が出た。それ以降はよく眠れた。

久しぶりに9時まで寝てゆっくり用意。
この辺りの景色の方が好みだ。景色めちゃくちゃいい、ニュージーランドを思い出す。

明日で最終日か、寂しいな〜。
11:30ごろ移動。今日は牧羊犬を可愛がりに行く。

牧羊犬めちゃくちゃ可愛い!欲しい !!
日本に帰ったら犬と猫を飼って暮らしたい。
景色を楽しみながらキャンプサイトへ向かう。もう滝は見飽きたので風景を見るばかり。

夜、テントで寝ようとしたら悪寒が止まらない。起きてお湯を飲んだり、筋トレしたり、室内で温まったけど改善なし。
2時間くらい震えて、腰や背中も痛むので暖房が効いているランドリー部屋に移動。あったかいけど、手先と体の芯は冷えて震えてる。典型的な熱症状だ。
原因はたくさん思いあたる。
・プールで菌が感染
・毎晩の冷え
・栄養の偏り
・疲れ
全部かもしれない。気管支が咳をすると痛くて、痰もかなり絡まる。アクエリアスを溶かして飲んで喉の乾燥を潤した。
これで悪化して病院とかいやだなー。
(結局1週間後にモロッコの耳鼻科に駆け込んで「副鼻腔炎」だと診断されました)
もーりーいつもありがとう。本当に色々一緒に経験できたし、困難も多かったけど、それに勝る幸せな人生だった!!
わがままばかり言ってごめんなさい。君と出会って人生が変わったよ!もしもの時のためにこれが私の海外保険証。モーリーよろしくお願いします。と、遺書を残してから寝た。
〈DAY9〉最終日にこの旅史上最悪の体調不良
レイギャビック→Waterworld→Tjaldsvæði Sandgerðis – Sandgerði Camping
夜中1時間ごとにトイレに行く。熱は上がって朦朧としていたが、3時ごろに車の中で寝たらマシになった。
11時ごろ、レイギャビックに向かう。

街ブラしてホットドッグを食べた。味はあんまりだったけど雰囲気は良かった。


熱は下がったしむしろ寝汗がひどく気持ち悪かったので、初日に行ったプールへ。今日は夕方だから人が多かった。
キャンプはなかなか良い感じの雰囲気。ここはオンラインチェックイン方式だった。
食料が余りすぎたので最後の追い込み。

アイスランドはボーナスにさえ行けば安く食料が手に入るから、気張って事前に買い込まない方が良かったなと反省。
このキャンプ場は初日に来るのがおすすめだと思った。最終日にいらなくなった食料類を置いて行く人が多いからだ。
この日旦那はテント、私は車で寝た。よく眠れた。
〈DAY10〉ありがとうアイスランド!次の国に向かいます。
ケプラヴィーク国際空港へ
早朝3時に起床。朝ごはんを食べてパッキングをすまし、車を返しに行く。

長かったようで短かった10日間だった。
レンタカーのすぐそばにオルカンがありガソリン満タンにしてから返却。すんなりおわった。
まとめ
アイスランドは独特の地形でどこを走っても見飽きない大自然が広がっていました!
レンタカー代などすべて含めた旅費は滞在日数に対して過去最高額!(約30万円)でしたが、後悔なしの最高の経験になりました。
こんなに美しい景色を見ることが出来て幸せだなぁ。という一言に尽きます。
私たちは節約のため穴場シーズンにテント泊で挑みましたが、
キャンピングカーやロッジを利用すればもっと暖かく快適に過ごすこともできますし、気温の高い時期ならテント泊でも安心。その分費用は高くなりますが一生に一度のロードトリップ旅を楽しむなら、アイスランドがおすすめです!
ニュージーランドやパタゴニアとも異なる魅力がいっぱい(特に温泉)!
これから行く方には、参考になればうれしいです~!