
観光拠点の街クラクフ
チェコのオストラバから電車でポーランドのクラクフへ移動。
今回はエアビー形式の宿のため16時からチェックイン可能だった。16時に入室コードが届くのだ。
それまで公園で時間をつぶしていたのだが、うんこ漏らしそうで焦った。
宿の部屋はとてもきれいで広い!共用キッチンもありなかなか快適だ。
近くのローカルレストランで夕食を済ませたがとにかく安くて美味い!


明日は目的のアウシュビッツ強制収容所博物館へ行く。
アウシュビッツ収容所博物館へ行く方法
事前予約が必要!

予約ページから団体または個人を選択する。個人を選ぶとこのようなカレンダーが出てくるので希望日をクリック。

朝から夕方までは青枠のツアー(有料)、夕方以降は黄色枠のツアーなし個人見学(無料)が表示される。無料枠と英語ツアーは人気なのでかなり早めに予約するのがおすすめ!!!!
私たちはギリギリに予約したので仕方なく「ポーランド語ツアー」に参加しました。泣
収容所内の建物ごとに資料や展示物が異なるので、くまなく見たい方にはツアーが良いと感じました。
個人見学だと見逃してしまうことが十分ありえる建物の多さです。
電車で行く方法
Kraków Główny(クラクフ中央)駅からOświęcim駅まで電車一本で行くことができます。
Oświęcim駅からは徒歩で20~30分ほどで「アウシュビッツ収容所博物館」に着きますし、駅からアウシュビッツ収容所博物館へのバスも運行しています。
クラクフからの直行バスも運行していますが、私たちはeurailパスがあったので電車で行きました。
また、夕方以降の個人見学の場合だと時間によってはバスの運行が終了するので電車で行く方法も有効だと思います。
アウシュビッツ収容所博物館ツアー
アウシュビッツ内を解説を聞きながら見学したあと、バスでビルケナウ収容所に移動。ユダヤ人が収容されていた住居エリアの中を見学してトータル3時間ほどのツアーでした。
かなり歩くので水分と日傘は必須。お菓子などもあったほうがいいかも。











いろんなYouTubeでも紹介されているので事前知識として見ておくのもいいと思います。
見学前にホロコーストや第二次世界大戦についての本を読んだり映画を観ていったので、空間を観ながら当時のイメージをつかみやすかったです。
アウシュビッツ収容所博物館に行った感想
事前に色々調べてから見学した感想としては、時の環境下で強制労働しながら収容所で過ごしたら、どれだけ足掻いても命尽きるだろうと思った。
生きる望みのない絶望の中にいることは容易に想像できない。
ドイツ人とは異なるものを悪者に仕立て上げて消滅させようと行った行為は絶対に許されない。しかし同時に、ドイツをそのように突き動かした前後の時代背景や戦争裁判について考えることもあった。
ドイツは第一次世界大戦後から様々な賠償を払い続けている。そして第二次世界大戦後も。敗戦国だから仕方ないのかもしれない。
アメリカが日本に原爆を2回投下したことは裁かれていない。戦勝国だからそれは「戦争を早く終わらせるために必要だった」という理論なのだ。
戦争に負けるということはその後の国のあり方にも関わる。かといて勝つために何をしてもいいというのはおぞましいことだ。
勝っても負けても市民を殺すことは罪だと思うんだけど。戦争をしないために政治や外交はあるのではないか?戦争を始動した国政こそ裁かれなければならないのではないか?と、思わずにはいられない。
人間は弱い。
時代の大きな流れの中で正義や悪は移り変わるのに、簡単に飲み込まれて戦争や戦闘に身を投じてしまう。自分が生き残るためには正義を曲げてしまう。
武力で強いのと心が強いのは全く別物だ。
そして、もし戦争が起きたら私はこんな猗麗事は言ってられなくて、自分の家族を守るために行動するだろうと想像できてしまった。やっぱり戦争は起こさないことが重要だと確言した。
クラクフにもどって
博物館見学から戻ってきて、とりあえずたくさんご飯を食べた。見学したショックで食欲がなくなるのではなく、むしろ食べられるときに食べないと!という気持ちになったのかもしれない。
ポーランドに来た目的を果たしたので、明日は移動だ。