
本場のボロネーゼを食べにいこう!
ベネツィア3日目は移動日。朝も雨が降りテントはびしょ濡れ。こんな時の撤収作業が1番面倒だ。
水を吸ったテントは重く、モーリーのカバンの中を濡らすからだ。それでも晴れないので乾かすこともできず、駅に向かった。
ベネツィアからフィレンツェに向かう途中、ボローニャ乗り換えだったので本場のボロネーゼとラザニアを食べに行った。


初めて美味しくて涙が出た!
パスタの弾力とボロネーゼソースが驚くほど美味しい。肉とトマトの素材の味と塩味だけでこんなに強くインパクトがあるとは、、、
日本で食べるボロネーゼはトマトが強かったり、脂っこいものもあるが、こちらでは肉の旨みが凝縮されているソースだった。
ラザニアはほうれん草を練り込んだ生地と挽肉、クリームを何層にも重ねて焼き上げていた。とっても柔らかくて、チーズとの相性もバッチリ。濃厚なチーズの塩気も相まってシンプルなのに味わい深い一皿だった。
お店の場所はこちら【La Salsamenteria Bologna】
いや〜イタリアに来てよかったー!どの旅人にも「イタリアは食べ物がめちゃくちゃ美味しいよ!!」と絶賛されていた理由がよくわかる。
そのあとはガス缶を買うために少し街中を歩き、駅に引き返す。
イタリアのスリ 巧みな手口
その途中で物乞いが話しかけてきたんだけど、もーりーに対していつも以上にアクティブにぶつかりながら話しかけていた。
無視して過ぎ去ったあと、なんとウエストバックのチャックが開けられているのに気づいた!
幸いそこは歯磨きセットと痔の軟膏しか入ってなくて(どんなラインナップ)何も盗られていなかった。
お願いだから痔の軟膏を持ち去ってくれ。
何度もぶつかってくる物乞いには要注意!
トスカーナで旅史上最高のキャンプ場に出会う
そこから再び列車に乗りフィレンツェ乗り換えでキャンプ場の最寄駅についた。ここからキャンプ場までは徒歩40分。後半20分は車道を歩くというなかなかハードな道のりだった。

たどり着いたキャンプ場はトスカーナの景色が一望できる好立地!
【Agrisosta Camper La Valle del Sole】
レセプションにいた2人のおじさんたちが優しくて、エスプレッソとビスコッティを振る舞ってくれた。
あまりにも居心地がいいので、なんと2回延泊して四日間もここで滞在した。


私たちはこのキャンプ場を拠点にしてフィレンツェや近隣の街に観光に出かけた。観光はあまりうまく見て回れなかったが、トスカーナの景色を毎日眺めるだけでとても満足できた。






ヨーロッパのガス缶は日本や南米で使っていたものと規格が異なり手に入りにくい。なんとボローニャで買ったガス缶がたった3日で切れてしまった。
naturehikeのバーナーと相性が悪いのか、使い始めに大量にガス漏れしたのも要因か。。。
ガスがないと調理やできないので4日目はガス缶探しに奔走した。ホームセンターにはなく、アウトドアショップは13〜15時休憩で閉まってるのでそもそもあるのかどうかもわからない。
結局、一駅先の大きなデカトロンにあった。
小さな峠の丘にあるキャンプ場はフィレンツェよりも涼しく風がよく通り気持ちが良かった。
昼間太陽が出ていると暑いが、その分洗濯物も乾く。木陰にいれば過ごしやすいので苦にならなかった。

3日目は突然の大雨に見舞われたが、テントにこもって風雨を凌ぐのも楽しくなってきた。それくらい何もない場所なのだ。
スーパーに行くには最低40分歩かないといけないし、もちろん売店もない。
熊本県で暮らした二ヶ月間よりもさらに洗練された田舎感。これまで感じたことのない満足感がこのキャンプ場にあった。
離れがたい。
なんならイタリア最終日までここで過ごしたい。
次回、ナポリに移動!