
カザフスタンの宿でトルコ人に教えてもらいその存在を知った「eurail pass」。
いったいどういうものなのか?
ヨーロッパ33カ国で利用できる!!
公式サイトはこちら
eurail一言でいうと「ヨーロッパ33カ国で利用できる鉄道乗り放題パス」(例外アリ)。
- ヨーロッパを数カ国・長期間旅する
- 電車移動をメインに観光したい
そんな方にお勧めのチケットです。
ヨーロッパに居住していない人が対象の鉄道チケットで、もちろん短期間の旅行でも十分利用価値あり!
様々なプランがある
旅の計画によって選択するチケットも異なる。
まず1カ国選択して利用する「ワンカントリーパス」と33カ国対象の「グローバルパス」。
さらに期間内に決まった回数利用できる「フレキシブパス」と期間内全日利用できる「連続パス」がある。
プランの詳細は公式サイトで確認するのが確実!
キャンペーン期間は割引購入もできるので、旅行計画前に一度【eurail公式サイト】で自分に合ったプランを調べておくのがおすすめ。
- 年齢
- 利用開始日
- シーズン
上記の条件で購入金額も変動する。キャンペーン時期が重なればよりお得に購入することもできる!


eurailを購入するメリット
eurail global passの2か月連続パスは2人で約24万円(!)と実は貧乏旅の私たちにとっては高価でした。
ではなぜバスや飛行機でも安価で移動できるのに、わざわざeurail passを買ったのか?
- 飛行機搭乗前の待ち時間を削減するため
- 手荷物追加料金の削減
- 直前に乗車チケットが取れる
- 観光地へのアクセスが簡単
- 鉄道の価格変動制に対応するため
電車だと乗り換えはありますが、入国審査もなく気軽に移動できるのがストレスフリー!
人気路線のバスは早めに予約しないと売れ切れてしまうが、予約不要の電車は定員がないので乗り損ねることはない。
実際に使って便利だと思ったのはアプリで簡単に乗車券が発行できるところ!
そのため行き場所が変わっても、直前にチケット代わりのQRコードを取得できるのでめちゃくちゃ便利です。
電車によっては座席予約(別途支払)が必要な場合もありますが、だいたい6~10€くらい。寝台列車は少し値上がりしますが、それでも許容範囲内なので経済的。
観光地巡りに関しては、どの電車も主要都市を走るので観光しやすいです
スペインのマドリード、バルセロナやフランスのパリからモン・サン・ミシェルも電車で行くことができます。
バス停や空港は市街地にある場合が多く、市内に行くために時間もかかるので電車移動は時間の節約にもなります。
私たちは
・1カ国につき1~2都市/2~3日滞在してどんどん移動
・近距離でも対象鉄道であれば利用可能なので積極的に使う(観光に便利)
と、かなり高頻度で利用しているのでありがたみを感じています。
日本と違う価格設定?!変動価格制にも対応できるeurail pass
実はヨーロッパの鉄道は変動価格制を導入しているので、時期(休暇・繁忙期)や購入のタイミングによって料金が大きく変わる。
日本のように価格が定まっておらず、最安値から4倍ほど値上がりすることもざらにあるらしい!!!!
事前に安いチケットを購入して予定通り旅が進めばいいが、
計画を直前に決めるバックパッカーや、デモや情勢などで急な行先変更が生じたときに高額なチケットを買うのは金銭的な負担が大きい。
実際に、私たちがオランダに行く前日にはデモがあり鉄道が動かなかったり、NATO会議の影響で近隣住民が急に隣国へ旅行に行くために電車が混むなどのイレギュラーがありました。
eurail passなら金額を気にすることなく気軽に乗車、キャンセルできるのが一番のメリット!
専用アプリ:Rail Plannerをダウンロードしよう
eurail pass(モバイルチケット)を公式サイトで購入したら、Rail Plannerアプリをダウンロードしよう!
このアプリでは主に以下4点のことができる。
- 乗り換え検索
- QRコード発行(乗車券)
- 座席予約
- eurail pass特典情報の確認
ヨーロッパは改札がないことが多く、電車内で車掌さんに乗車券やQRコードの提示が必要。
また、まれに改札がある場合もQRコードをスキャンして入場する必要がある。
アプリの使い方
初期設定
アプリをダウンロードしたらまず初期設定をしましょう。
- 「pass reference」(6桁の数字アルファベットのパス番号)を登録
- パスポート番号、氏名、パスタイプ(1stか2nd class)、生年月日、国籍を入力
- 「Validity period」(利用開始日)を入力してアクティベート完了
画面下のPassをタップするとどの種類のeurail passを保有しているのか一目でわかります。

この時点で「Show ticket」を押しても何も表示されません。
乗車券(QRコード)を発行しよう!
まず「Planner」をタップして乗り換え検索を行います。日本のものと何ら変わりないので簡単に検索できます。
青くチェックした箇所を入力して、[Plan my journey]で検索。

検索結果が表示されるので希望の時間帯のものを選択する。
ちなみにseat reservations requiredは要座席予約。
seat reservations optionalと、seat reservations recommendは任意で座席指定できるもの。
特にseat reservations recommendは人気の路線で事前予約数が多いものに表示されていることが多かった!なので長時間の移動や絶対に座りたい人は予約しておくことをおススメします。

希望の時間帯を選択すると詳細画面が表示される。

もし座席予約したければ「Book seats」から予約サイトに飛ぶことができます。
不要であればそのまま「Save journey」をタップ.。
保存すると右側にQRマークが出てくるので、そこをタップする。


そうすると黄色く色が変わりQRコードがMy Passから表示できるようになる。
乗車当日までQRコードは表示されないので、乗車前にShow ticketからQR表示できるか確認しておこう。念のためスクショも撮っておくと安心。

以上がアプリの基本的な使い方です。
私たちは使い始めたころQRコードを表示できることを知らずに、My passの画面だけ表示して車掌さんにQRコードが必要だと教えてもらいました。(そのときは「パスがあるのはわかった、今回はそのまま乗っていいよ」と言ってもらい事なきを得た)
まとめ
私たちの場合、日割りすると1人あたりの交通費が2000円/日なので今のところ経済的。
また空港への移動時間や待ち時間など考えると、時間の節約にもなったので良かったです。
ヨーロッパの景色も楽しめますよ♪
柔軟にヨーロッパを旅したい人にはぜひeurail passを使ってみてください!
綿密に計画を立てられる人はフレキシブパス、
自由に動きたい人には連続パスがおすすめ!