少数民族と手仕事の都市ブージ

インドの手仕事が見れる街「ブージ」


グジャラート地方の都市ブージ(Bhuj)
theインドという雰囲気ではなく、
その昔はカッチ王国はらはじまりイギリス領時代を経てインド・パキスタン分離独立によりインド領に編入された地域です。

いくつかの遊牧民や少数民族も入りまじり、それぞれのコミュニティの伝統工芸品があるので
エキゾチックの雰囲気を感じます。

ブージの宿や観光はとっても楽しい!
歴史的な建造物や、古き良き街並みと人々の暮らしぶりを実際に見ることができ
いわゆる「インドのイメージ」が覆されるくらい過ごしやすい街です。

3泊4日でゆっくり滞在していましたが、雨季ということで有名なホワイト・サン(塩の湖)や階段井戸は見れませんでした。
それでも街歩きや工房巡りで十分楽しかったので個人的なおすすめも含めつつ、振り返りを記します。

おすすめの宿 Prag view heritage homestay

ブージの旧市街を囲む城壁を出てすぐ、
プラッグ・マホール(宮殿)の前に位置するPrag view heritage homestay

おすすめポイント
◆部屋が広くて清潔
◆トイレ・シャワーが別でお湯が出る
◆エアコン・Wi-fi完備
◆宿からすぐ近くに朝から夜までやっている売店があるので飲み水がすぐ手に入る
◆オーナーの人柄が良い!

部屋はこんな感じ

ベッドが広々!
しかも一部屋にこのベットが2つも!
シャワーも広い
屋上からの眺めが最高

おしゃれでかわいい!

宿のスタッフさんと

タクシーや観光地のこともオーナーに聞けば手助けしてくれる!

めちゃくちゃ居心地が良くてのんびり過ごせました。
3泊4日で5,200ルピーなので日本円で8,884円
1人1泊1480円!

しかも、最終日はチェックアウト後も夜の寝台バスまで時間があったので、
荷物だけ夕方まで置かせてほしいとお願いすると
無償で部屋とシャワーを使わせてもらえました。
(これはゲストもいなかったからできたと思う)

ありがたや。

手仕事が見れる工房と歴史を知る博物館へ

HIKEの佐藤夫妻に教えてもらった手仕事の村「Ajrakh」へ、トゥクトゥクをチャーターしていってきました。
宿の前にトゥクトゥクが何台か待機していてその中から1台チャーターしたのですが、
その人物が手仕事巡りの完璧なプランを組んでくれて主要な4か所の関連施設に連れて行ってくれました!
しかも!
700ルピーで約4時間もアテンドしてもらえるとは、ラッキーでしかありません!

そのおじさんがこの方!

まずはブロックプリントの工房が集まる集落へ

まず土台の布を加工しているところ

手作業でテンポよくスタンピングされていく

天然のインディゴを使っている
天日干し
1つ購入

トゥクトゥクおじさんの説明では、
布の用意、
ブロックプリント(デザインによって版の種類と工程も増える)、
定着させる薬剤塗布、
乾燥、
洗浄など
いくつもの工程を経て完成するからとても時間がかかるんだよ!
ということで、間近で見ることでその労力を感じることができます。

その次は
村の中にあるLLDC(Living and Learning Design Centre. Craft Museum)。
こちらはカッチ地方の多様な少数民族の博物館です。
入場料は1人100ルピー。


コレクションの多さに圧倒されます!


また、各民族の精密な刺繍や民芸品はとても美しく
今はもう作られていない貴重な衣装なども見ることができます。
メインのギャラリーはおそらく通年展示されていて、
現代と伝統をつなぐギャラリーが現在建設中とのこと。
コミュニティギャラリーは4か月ごとに1つの民族の作品にフューチャーして展示されていて
ほかの国や民族の人たちに技術を共有する機会を与える位置づけとなっているそうです。

豪華な刺繍
絵画のような刺繍たち

ギャラリー入り口はこのような感じ

近代的な建物

観光シーズンの乾季に行けば、POP UPなど企画展もあるそうなので、
12~2月頃に行くともっとたくさん見れるかも!

施設のお兄さんが丁寧にガイドしてくれます。
ちなみにトイレもきれいでした!


そのあと案内されたのがアップサイクルもしている工房khamir kachchh Heritage Art &Craft Music information&resourcesへ


村のような敷地内に各工房がある感じ
ショップの商品は衝撃的な安さ!
デザインも今風で使いやすそうなものが多く
買いたくて仕方ありませんでした。。

プラごみを繊維に変える
木に糸がくくりつけられていて可愛い

またその次は刺繍の会社?Shrujan


高品質な商品がずらり!
ちゃんと商業化してお金を稼げる仕組み作りがなされているように見えました。

あとはおじさんの計らいで機織り工房Handloom Design Center – Bhujodi હેન્ડલૂમ ડિઝાઇન સેન્ટર – ભૂજોડીも少し見学させてもらい、
1日のツアーは終了!


おなかもペコペコになった私たちのことを気遣ってか、
「宿近くの美味しいレストランで降りるかい?」と聞いてくれて
ダルバート屋さんに行ってから宿へ戻りました。
(めっちゃおいしくて安かった!)

おすすめのレストラン

Pooja Dining Hall

庶民的なレストラン
注文せずとも席に着けば勝手にカレー4種類が運ばれてくるので、
その中から食べたいものを取るスタイル。
チャパティやライスもでてくる。
ラッシーは酸っぱいタイプ。

Maharaja Pav Bhaji

カレールーとジュワッとバターのしみ込んだパンのセットが名物らしい。
バター風味のコクのあるルーが美味しい。
ビリヤニはスパイスが効いていて辛めの味付け。

Annapurna Restaurant

トゥクトゥクおじさんおすすめで、こちらもカレーとチャパティが無限に出てくるスタイル。
ラッシーが冷たくて辛いカレーと相まっておいしい!
多分ほかにも種類はあるがメニューが読めないので適当にオーダー。

街の風景

ぶらぶら歩くだけでも楽しい街。

ハイキングがてらお寺に行ってみよう!とブジオ・ダンガーまで宿から歩いて行ってみた。

街を抜け、車道を30分くらい進みやっと現れる入り口。

草原にはバッファローや羊飼いと羊の群れがいたり、もちろん牛もいたりで楽しい。

お寺への階段は狭くて段差が高いからめちゃくちゃ怖い!!

腰が抜けた。

でも頂上からの景色は最高で、
カッチ地方を一望できる。
インドではなかなか緑の多い場所に行く機会がないからおすすめ!

街中歩きならプラッグ・マホールがおすすめ。

プラッグ・マホールは街のシンボル的存在。
館内への入館料100ルピー。結構おもしろいので見て損はなし。
敷地内は無料で入れるので、お土産屋さんや外から建物を撮影することもできる。

ここで時間をつぶそうぜ~ということでふらふらしていたら
Where are you from??と何人かのインド人に聞かれ、
日本出身だと答えるとWow!という歓声とともに写真撮影が始まる。
日本人は珍しいらしい。

旧市街はアンティークの民族衣装店や布屋、お菓子(Mitai)、
その他生活雑貨や野菜の市場があり、わくわく感のある街歩きができる。
そこまで街も広くないので一通り見て回れる。

アンティークのお店

ブージのバスターミナル「bhuj bus port」は最近できたらしくとてもきれいなバスターミナル!
ホワイト・ランや少し離れた街にバスで移動できる。
この周辺も栄えていて、大きなスーパーマーケットや小売店がある。
旧市街からは少し遠い。

そんな感じでブージを満喫。
本当はもっと行きたいところもありましたが、
体力と時間が間に合わず、、
また行きたいなぁ!

最終日はRTO CIRCLEを18:00発の寝台バスに乗って、
ジョードプルへ向かいました。
18:00に出発して7:30到着予定が遅れて8:50頃にジョードプルに到着。

バス内はこんな感じ。閉め切って個室にできる。

バスの予約方法は前回のブログに詳しく書いています。

3泊4日のブージでの滞在費は食費・宿代・お買い物代・深夜バス代・トゥクトゥク代等
すべて含めて11,680ルピーでした!
日本円で約19,856円
ん~もうちょっと抑えられたらなぁ。。

次回はジョードプル編!

今回の珍事件
①食中毒とか腹痛とか全く関係なしで、シンプルにトイレがしたすぎてお寺に駆け込む。
②ストレスからかもーりーが奇行に走る。
③夜中に爆竹がバンバン鳴ってびっくりする。

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