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イタリアから飛行機で1時間ちょっとでチュニジアの【チュニス-カルタゴ国際空港】に着いた。

バス停から見える空港

市内までローカルバスに乗って行こうとバス停で待っていたら、突然車が目の前に停車した。

「あなたたちどこまで行くの?乗ってく?」と親切なカップルが声をかけてくれるミラクルが起きた!一瞬警戒したものの、身なりも綺麗だし大丈夫だろう(いざという時は車から飛び降りよう)と思い、乗せてもらうことにした。

車内から見える街までの風景は想像以上に開発が進んでいて高層ビルも続々建設されている光景にとても驚いた。

カップルはおすすめの観光地を教えてくれたり、「英語は苦手なの!アラビックとフランス語は話せるんだけど〜」と話していた。

とてもお茶目な2人は宿の前まで送り届けてくれた。

もうチュニジアが好きになった。

今回の宿は繁華街の近くにある。

ビルのワンフロアに客室4部屋とリビング、ダイニング、キッチンがあるかなり広くて豪華なエアビーだった。

てっきりモロッコのような宿を想像していたから、洗練された室内に感動した。さすがフランスが一時期介入していた国だ。おしゃれでインフラも整っている。

唯一水道水が塩っぽいのがアフリカだな〜と感じた。到底飲めたものじゃないし、調理に使うのもおすすめできない不味さだ。

この日は近くのスーパーに行って部屋で夕食を食べた。

イタリアのラウンジで食べすぎたので、軽く食べた。

《シディ・ブ・サイド》へバスで行く方法

2日目は東部の海岸にある街「シディ・ブ・サイド」へ行く。

ブログには電車で行けると書いていたので、駅でチケット購入しようとしたところ線路工事中で運休していた。駅からは代替バスが出ているらしく「バスで行けるよ。1人1ディナール」とバスチケットを買うことになった。

【Terminal Centre ville de Tunis】

なんと片道50円!安い。

駅のすぐ外にバスが停まっていて、それに乗り込んだ。

40分ほどでシディ・ブ・サイドに到着。

地中海に面した海岸沿いの街で建物は白と青を基調にしている。まるでギリシャの観光地の様だ!

ブーゲンビリアが綺麗に咲いていて、かなり雰囲気がいい。絵付けした陶器やお土産がたくさん売っていた。

街は1時間ほど歩いて回れる。くるりと一周して帰路に着く。

【Bus stop to Tunis】

バス停ではどこからともなくおじさんが現れバスチケットを販売していた。正規の職員のようなのでぼったくられることはなかった。

帰りは混んでいて立って乗った。こんなに気軽に行けるなら観光しやすくて良い。

もどってからメディナに行って唯一開いていた食堂でスパゲッティを食べた。

目薬と洗顔の予備を買っておきたくて薬局に入った。目薬250円!洗顔もフランスのメーカーのものが1300円ほど。

イタリアで買うより安くて身質も良さそう。

電車で《スース》に行く方法

3日目、スースへ向かう。

宿は12時チェックアウトだったが、リビングには15時までいても問題なかったのでだらだら過ごした。

おいしいフリカッサを食べて過ごす。

15:20発の電車でスースに行く。

チケットは前日に駅で買っておいた。

【Barcelona Train Station】

駅に入ると右側にあるチケットカウンターで買うことができる。左のカウンターでは売っていない?のか、「反対側のチケット売り場に行けば買えるよ」と教えてもらった。

10.9ディナールなので550円くらいだった!

チケットを見せて9番乗り場で電車を待つ。

チュニジア人は駅のプラットホームに座り、足を線路のほうに投げ出すという初めて見るスタイルで電車待ちしていた。

定刻通りに電車に乗り座ることができたが、中には立ち乗りの人もいたので席取り合戦必須。

電車の中でイスラームのお祈りをしていた。電車内はクーラーがないので汗をじわじわとかくほど暑かった。

18:30ごろにスース駅に到着。

徒歩10分ほどのところに宿があるのでチェックイン。なかなか雰囲気の良いしっかりしたホステルだ。

この日はもう夕飯を食べて寝ようということでレストラン探しをしに外に出た。

スースの付きまとい系物乞い

ローカル食堂を探して歩いていると突然「こっちにはマーケットはないよ!反対方向に観光地があるよ!」としきりに教えてくれる男性が現れた。

適当にへらへらと受け流して、目的の食堂の前についた。

店員のお兄さん2人が「英語がいいかな?いらっしゃい!なに食べる?」と接客し始めると同時に、先ほどの男性(目力が強いので以下「眼力オジ」と表記)が割り込んできて「そうそう、ここの料理はおすすめだ!なにを頼むんだ?」とぐいぐい迫ってきた。

この店の店員なのか?と思いつつGoogleマップから料理の写真を見ていたら「これはうまいぞ!伝統料理だし、いろいろ入ってるよ!2人で20ディナールだ!」と熱烈にプレゼンしてきた。

とりあえずそれ2つ注文しようとすると、眼力オジが私たちの代わりに店員に注文した。

店員は『は?!』と困惑した表情だったが、オーダーを受けて用意し始めた。

眼力オジはどこかにいったので、席に着いたのだが、また戻ってきて旦那の隣に腰掛けた。(まじで誰やねんこの人)という思いで頭がいっぱいになり、とりあえず話しかけてくるので適当に受け答えしていた。

「ここで働いてんの?」と聞いたら「僕は8時間働いて今仕事終わりだよ」と、なんとも微妙な答えがかえってくる。

「君たちの支払いを完了したら、僕の仕事も終わりさ!さぁ20ディナール!」と現金を要求してきたので、とうとう(こりゃぼったくりパクリ眼力やな)と見限って「I don’t understand」を連呼して無視した。

このレストランは美味しくて安いのでおすすめ

気まづくなったのか、一度レジに行くそぶりを見せてから旦那の元に戻ってきて「ごめん!やっぱり10ディナールでいいみたい!食事楽しんで!」といって去っていった。

あとから店員が「あれ知り合い?」と聞いてきたので、従業員ではやはりなかった。「あの人誰なん?」と聞くとみんな「???」と肩をすくめて知らないなーといった。

そのあとも、また店にやってきてウロウロしたり食事を注文して食べながらこちらの様子を伺っていたので、回り道してから帰ることにした。

もうすぐ宿に着くというところで、観光客が必ず通る広場を横切ろうとした時に眼力オジ再登場!

「へい!フレンド!5ディナールくれ!」と、どストレートに金を要求してきたので、完全に無視した。

後ろから「おーーーーーーい!!!」と叫んでいたが、たった5ディナールのために何時間私たちに費やすんだよと鳥肌がたった。もちろん無事に宿に戻ってきたが、モロッコやエジプトに比べて詐欺者が見分けにくいのが厄介だなーと思った。

スース観光はまだすこし続く。

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投稿者

o-tourism@youzakka.com

夫婦で世界一周している「おぎつう」ことogido tourismです。旅行に役立つ情報をほぼリアルタイムで更新中!

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