
シュコダルからポドゴリッツァにバスで行く方法
今回はアルバニアのシュコダルからモンテネグロのバールに移動する。
モンテネグロといえば「コトル」が美しいと有名な街だが、シーズンが重なり宿泊費が高く人も多そうなので、南にある海沿いの街「バール」に行くことにした。バルカン半島の人々にとってはバールもバカンスの街のようだ。
バールに行くためにはまずモンテネグロのポドゴリッツァへ行き、そこから電車に乗り換える必要があった。(Eurailパスを使いたかったのだ)
シュコダルにはバスターミナルがないのか、バス停がロータリーにある。南米やインドっぽい。
チケット購入方法:事前に【BusTicket4.me】のアプリでバスチケットを購入していた。
チケットは印刷不要でPDF画面を提示するだけで乗車出来た。
バス停の場所
バスでモンテネグロの首都ポドゴリツァへ行き、すぐ近くの駅から電車に乗り換えてBarに向かった。
バールで宿大捜索
【Train Station Bar】
モンテネグロは全体的に発展しておらず片田舎の雰囲気がつづく。
駅から宿まで歩いていくことになったが、これが大変だった。Bookingで予約したがなんせGoogleマップに載っていない場所なので、大まかな位置情報を頼りに探し回ったが全く見つからない!
2時間ほど彷徨って、通行人(第一村人)に住所を見せたら「ここからもっと奥に進んだところだよ」と教えてもらった。

ようやく辿り着いたときには疲れ果てていて、宿のオーナーに「あなたたち、とても疲れてるわねー!どうしたの?!」と言われる始末であった。
モンテネグロでおすすめの宿
今回の宿はほばホームステイのような形式で一軒家の一室に泊まる。

何と、ここには猫が6匹!犬2匹!最高のロケーションと、私たち好みの家だった。
一階は娘さん家族が住んでいて、2階はお母さんが暮らしている。私たちは2階の1室に三日間泊まった。
冷蔵庫には水とワインが用意されていた!嬉しい〜!
(宿の詳細知りたい方いらっしゃればインスタDMでお答えします)

コーヒーやお菓子、畑でできたトマトなどお母さんが振る舞ってくれて、田舎のおばあちゃん家に来たような気持ちになった。
諸々のビザ申請や作業があったので、観光せずに過ごしたが毎日猫と戯れるだけで満足だった。
モンテネグロ良い、良すぎる、、、。
「the 観光地!」や絶景・美術館巡りに少々疲れていたので、このくらいのんびり過ごすのが今の気分にはちょうどいい。
日中は日差しが強く暑すぎて外に出る気になれず、日陰で猫と遊んでばかりいた。


2日目もそんな調子でのんびり過ごした。
朝はお母さんが淹れてくれたコーヒーを飲み、夕涼みの時間にはバルコニーに出て3人でアイスクリームを食べた。
3日目に、この家の長男がポドゴリツァから遊びに来た。平日はポドゴリツァの家で仕事をして、毎週末バールでのんびり過ごすそうだ。ええ過ごし方~。
「初めて日本人に会ったよ!」と嬉しそうに話してくれて、近くの観光地へ歩いて行けることを教えてくれた。
夕方日が落ちてから観光地【Old Town of Bar】に行ってみた。




人も多すぎず程よい街だ。

夜はコーヒーを淹れてもらい、テラスで4人で歓談した。
息子さんが英語を話せるので、お母さんに通訳しながら話してくれたおかげで楽しく会話ができた。(それまでは身振り手振りでやりとりしていた)
ユーゴスラビア時代は周辺国もみなセルビア語を話していたらしい。この辺りは義務教育で英語やスペイン語、フランス語、ドイツ語などを学ぶそうだが皆あまり他国に行かないのでお年寄りで英語を話せる人が少ないそうだ。
最終日はチェックアウト時間ギリギリまでゆっくり過ごし、お母さんに手紙を渡した。四日間とても良くしてもらったのに言葉が伝わらないのは申し訳ないという思いで、セルビア語でお礼の手紙を書いた。
息子さんが読み上げてくれて、破顔して喜ぶお母さんとハグしてお別れできた。「また泊まりに来てね!絶対!」といって見送ってくれた。
こちらも込み上げてくるものがあった。
きれいで整ったホテルもいいけど、そこではできない貴重な経験をすることができるのでホステルやエアビーは大好きだ。
実はバスで30分ほどでビーチにも行けるらしいが、今回は行かなかった。また今度行ってみたいなぁ。
モンテネグロやアルバニアは個人的に一番好きな雰囲気だったので、機会があればぜひ行ってみてほしい!
次回、バス停からボスニア・ヘルツェゴビナの「モスタル」へ向かう。