
スペイン国境の街PortBouのから電車でフランスへ
11時にチェックアウトをして、街を少し歩いた。
今日は金曜日。
週一回の朝市は賑わっていた。みなカゴバックを持っていて、野菜やバゲットを入れている様子がとても絵になる。

朝からバルに集まってワインを飲んでいる人も多くて、人生を悠々と楽しんでいるようだ。

私たちは12時すぎの列車に乗って、14時にフランスの「ナルボンヌ」という街に着いた。
するんと、フランスに入国してしまった。
パスポートチェックもて荷物検査もなく、ただ隣の県に来ましたよという感覚で31カ国目に突入した。

ここで20:41発の寝台列車でパリに向かうから、6時間暇を潰さないといけない。
とりあえず朝作っておいたサンドウィッチを食べた。
そのあとは重い荷物を背負いながら1時間ほど歩いてスポーツ用品店で靴を見たり、駅近くのスタバで時間を潰した。

スタバを出ようとしたときに、近くに座っていた婦人に「どこから来たの?」と尋ねられた。「日本から来ました」というと「ようこそフランスへ!」とにっこり微笑みながら歓迎してくれた。
突然話しかけられたので、驚いたが嬉しかった。観光地でもなくアジア人がほとんどいない街だから目立ったのか、それともいつも旅人に尋ねてるのか。

そのあとはスーパーで簡単に食べられるものを買い夕飯として食べた。
寝台列車でパリへ!勘違い赤面事件
20:41時間通りに寝台列車に乗ることができた。初めての寝台列車だ~!とはしゃいで予約番号の座席に向かう。
これがとても快適!!1部屋6人の仕様で、3段ベッドが左右にある。私たちは運良く1番下の段2つを指定席で予約していた。
寝転がって「ワクワクして眠れない!」などと大はしゃぎしていた。

車掌さんがチケット確認に来るまでは。
自信満々で予約チケットを提示すると「ここは1等車だから、あなたたちの席じゃないわよ。2等車の31番,32番があなたたちの予約席だから奥の車両に移動してね」と注意されてしまった。
なんと私たちは最後尾のコーチ6の31,32座席だったのだ。
車掌さんが気づいてくれてトラブルにならず済んだが、恥ずかしさと焦りでそそくさと移動した。『なんだこのアジア人達は』と内心思われていたかもしれないが、車掌さんは笑顔で「サンキュー!」といって見送ってくれた。
自動的に同じ等級の席しか選べなくなっている。
寝台列車で快適に眠りたい方は【1等車】をあらかじめ選んでパスを購入することをおススメします!
我々の本当の席はリクライニングの座席だった。良い点は運良くテーブル付きの席だったこと。座席はふわふわなので9時間ほどなら問題なく座れると思ったが、結局あまり眠れなかった。
寝たり起きたりを繰り返して朝5:30になった。朝食をモサモサ食べて支度をする。
6:45ごろにパリ到着!
次回、ルーヴル美術館に行く。