デモ勃発下のアンタナナリボ滞在
ケープタウンからヨハネスブルクで乗り換えて最終目的地「マダガスカル」へ。

マダガスカル行きの飛行機が遅延したものの、無事到着。
さて、今回の世界旅で一番行きたい国が一番危険な状況とかぶってしまった。
じつはこの数日前に政府に対する不満が噴出して都市部では大規模デモが起きていた。政府の汚職に対する怒りを若者たちがSNSを通して訴え、急激にデモ参加者が増えていったらしい。
デモ行進中は火炎瓶を投げたり、商店から略奪するなど無法地帯と化すので、夜間外出禁止令も発令していた。
とりあえず空港で両替とSIMカードを手に入れた。いつもは街中で両替することが多いが、デモの影響で空港以外の両替所が閉まっていたのだ。
SIMカードは必ず現地電話番号付きがおすすめ!!
バオバブ街道で有名な「モロンダバ」行きのバスチケットを買うときに必須だし、何かとバス時刻変更の連絡もはいるためだ。
ATMも地元民が殺到していたのでキャッシングはハナから諦めていた。
空港からエアビーへは宿主から紹介されたタクシーを使って移動。前日にエアビーのオーナーからは「本当に宿泊しますか?」と確認メッセージが何度も届いていた。連絡がマメで助かる。。。
タクシー運転手を手配してくれていたおかげでバスターミナルや宿に無事移動できた。
ムロンダバ行きのバスチケットも買いたかったので、バス停によってもらってから宿にチェックインした。

今回のエアビーは街の中心になっているマーケットを眼下におさめる場所にあった。外観は結構ぼろぼろの建物なのに内装はとてもきれいでおしゃれ、、、!
チュニジアもそうだが、フランスが統治していた国のエアビーは内装がめっちゃおしゃれ。たぶんマダガスカルに訪れる観光客のほとんどがフランス人だということも影響していそう。
そしてその影響もあってかマダガスカルのパンはめちゃくちゃうまい。

あわや大惨事!デモに巻き込まれそうになる
2日目。この日は夕方からデモ集会があるらしいと連絡がきた。
それまでに残りのバスチケットを買う必要があったので、バスターミナルまで歩いた。
【COTISSE TRANSPORT】

道中には警察や軍隊が道を閉鎖したり要所要所に待機していたが、みなそこまでピリついていなかった。(アンタナナリボはデモ以前からスマホのひったくりが頻発していたので写真は全然撮れてません。)
マーケットやスーパーに寄り、チケットも買い終えて買える途中。
四時にはどの店もたたみ始めていたので早足で宿に向かうも、なんと学生運動の行進が始まってしまった。
地元民にも「今は危険よ!持ち物を盗られるからこの道は通らないほうがいい」と制止された。さらに「しばらくここで一緒に騒ぎがおさまるまで過ごさない?」とトランプをすすめられたが、丁重に断った。さすが地元民は余裕がある。
街はすり鉢状になっていて、1番低い位置に広場がありそこ目指して数千人のデモ隊が集まるところだった。
すでに防衛隊の催涙ガスが街に流れていて、目と喉が痛い。
爆竹のような「パンッ!パンッ!」と爆ぜる音や若者たちの歓声が恐ろしい。
なんとか行進を避けて地元民に紛れながら宿に戻ることができた。

宿はちょうど広場を見下ろせる立地だったが、周りの住民も各々の家や屋上からデモの様子を見ているようだった。
火炎瓶や石を投げるデモ隊に対して、軍隊が威嚇発砲や催涙弾を放つ。

あと少し宿に戻るのが遅れていたら、、、とおもうとゾッとする。
窓を開けると催涙弾の残留が流れてきて目が痛いので締め切ったまま様子を眺めた。
しかし、デモの参加者や野次馬たちはエンタメを楽しむような趣さえある。日が暮れると警察とデモ隊はいなくなり、いくつも車のライトが流れていた。
まさかデモを間近に見る経験をするとは。ひとまず静かになったのでぐっすり眠り明日に備えた。
つづく